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2本のモンブラン149 開高モデル [万年筆:海外&vintage]

本当に久しぶりの投稿となる。筆記具を趣味としていた時代が既に懐かしい。万年筆を常用するということが無くなった今だけど・・たまーにペン先と紙の感触を確かめたくなって手に取ることがある。もう手元には数本の万年筆しかないが「精神的リハビリ」ツールとして持ち続けているのが2本の【モンブラン149 開高モデル】である。今更って感じだが、とにかく僕の手に馴染み続けているということだ。マニアックな部分に今は何の思い入れも無い。単に当時の適度な弾力を持つ「14C、Mサイズ&丸研ぎ」ニブの書き味に「深い安らぎを覚える」から。1本はプチクーゲルなニブということもあり、どんな紙質でもヌルリとした書き味を楽しめる。この2本はずっと大切にしたい。A0824403-DCF0-404B-903D-E136D2CB9978.jpeg1E026DC9-7959-4A97-AD2D-952D2597DF9A.jpeg

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森山スペシャル M1000・3Bと再会するために [万年筆:海外&vintage]

大切な万年筆まで勢いで処分してしまい...
冷や汗ingの僕です。

持ってなくちゃ~いけないはずの数本をやっと
思い出した週末...(´ε`;)

そしたら後悔の念がどど~っと

もう、いてもたってもいられなくなり...
なんと、大井町へ向かってしまいました。

『ペリカンM1000 森山スペシャル(3B)』は
僕の万年筆ライフに大きな影響(衝撃)を与えた
一本だもん。

万年筆の書き味にはじめて「心躍った」あの日

今、再会しとかないとゼッタイ後悔してしまう。

全く節操の無い僕ですが...スミマセン

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「奇跡の弾性」 ペリカン100N ST=ステノグラフ     [万年筆:海外&vintage]

久しぶりにペリカンを入手しました。

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101N・グレーマーブル」なんだけど

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ヴィンテージ・ペリカンとしてのややレア?度に
魅力を感じたわけではなく...

付いているニブ(ペン先)に惹かれたから

どんなニブかというと...「ST

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ステノグラフ=速記用ニブ
(パイロットも同名のニブを短期間だけど製造
したみたい。)

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EEF=極細ではあるのだけど奇跡的な弾性を持つ
このニブは筆記スピードを上げても決してインキ切れ
をおこさない。

101-8.JPG

現在では復刻不可能な所謂「極薄鍛造」ニブで、筆圧を
かければその驚異的弾性により3B並の筆記線をも
繰り出してしまう。

現行万年筆には存在しない(出来ない)書き味だ。

STニブは400NN、400N×2、140に続き5本目

オーソドックスな海外ヴィンテージは「クーゲル」、
「シャイベン」、「ステノグラフ」....3種ニブのみ
(結果的に)保有してる。

未来に残すべきニブだと思ってるから。

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モンブラン・マイスターシュテュック 伊勢丹限定「EEF」 試してびっくり! [万年筆:海外&vintage]

モンブランから突然「EEF」ペン先のリリースが
あったのに驚き....

それも「伊勢丹限定」だというから、また驚き

新たにEEFニブを開発したのか?

モンブランが全世界に「EEFニブ」を投入する前提での
先行販売なのか?

とにかく、確かめずにはいられない!

今日は打ち合わせ移動の合間をぬって新宿・伊勢丹
モンブランショップへ遅ればせながら足を運んだ。

とにかく「EEF」の3文字が強烈すぎて、それ以外の情報を
なーんも頭にインプットしとらん

ベースがなんであるかショップの店頭ではじめて?確認

所謂「マイスターシュテュック・クラシック(145)」というライン

146より小ぶりな両様式万年筆だ。

比較するために携えた145、146のEFを並べ、
ペンポイントをじっくり観察しながら試し書き...

うぉ~...こりゃ細いっ!

モンブランの歴史上、間違いなく?一番細い

国産だと「F」レベルだが、「円盤重ね合わせタイプ
のペンポイント」でよくぞここまで細くできたもんだ。

このタイプのペン先は円周上の点(ワンポイント)で
筆記する独特の感触がある。(好き嫌いがはっきりする
書き味、国産の細字系とはかなり異なる筆記感触)

このEEFは縦横線の太さは均一、かつ細字らしからぬ
滑らかさを併せ持っている。

かなり丁寧な調整が施されているようだ。

僕はこの書き味にケッコウ惚れてしまった。

も~っと、しっかりペンポイントを観察!

どうやら、僕が保有している145のペンポイント
とベースは同じ...かな?

新たに開発されたニブではないっぽい

これはどう見ても1~2サイズ大きめのペンポイントから
削り出してるんじゃないか?(円盤状ペンポイントのサイドを...)

うーん、どこかで見たことがあるペンポイント形状だぞ

そうっ! これは森山スペシャルのEF研ぎ

「森山SP/EFをより進化させた」研ぎという感じだ。
(※森山SP/EFより細く、かつカリカリ感が無い~!)

今回の限定品にこぎつけた経緯に関してはめちゃ口が重い
店員さんに手を変え品を変え、カマかけて聞いてみた。

解ったことは...

1)伊勢丹がドイツ本国と長きにわたり単独交渉してきた。

2)やはりドイツ本国にて手削りでEEFに仕上げたものであり、
  新たに開発されたニブではない(ベースニブは不明)

3)なので、ほんとうに伊勢丹のみでしかこの「EEF」は
  入手できないということ。世界で日本、伊勢丹のみ

4)限定100本(内プラチナライン:70本)のみ、再生産
  (再手削り?)は2度と無いとのこと

今回のクラシック・EEFは細さだけを追求するのであれば
対抗馬というか選択肢は国産にいくらでもある。

現行ラインナップの細さでは満足できなかったモンブラン
実用派には最適な1本だ。

お値段はプラチナラインが 58,800円(税込)

ゴールド(ノーマル)が 55,650円(税込)

EEFだからといって値段がアップしているわけじゃ
ないけど...お安くはない。

なぜかお高いプラチナラインが完売間近だと聞く
(ただいま店頭欠品中)

僕は...どうしたかって?

...( ´△`)アァ-pt

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モンブランのオブリーク [万年筆:海外&vintage]

今日は保管してあるモンブランのメンテナンスを
してあげた。

テレスコープ式144、146、149に吸わせている
精製水を入れ替えたり..etc

O3Bペン先の付いた149に触れたとき...

ふと過日のリペアクリニックでのモンブラン
O氏の言葉を思い出した。

モンブランとしてのオブリークは捻り癖への
 対応ペン先ではありません。そのことは現在の
 モンブラン社員(日本)、殆どが知らない
 でしょう。【横極太、タテ細】の特徴ある
 筆記線を生み出すためにあるのです....。」

持ち方も教わったのだけど...も~驚くばかり

衝撃的な握り方、筆記角度だった。

ううーん...残念ながら文章では表現できない。

オブリークの使い方、調整依頼共に僕は間違って
いたのだろうか....。

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ドイツ帰りの#3776ブライヤー [万年筆:海外&vintage]

今日は万年筆仲間であり、ドイツマイナーブランドの
大家であるKさんからびっくり!なブライヤー万年筆
(僕にとって)を見せていただいた。

「ドイツからブライヤー万年筆を入手された...」との
話を前に伺っていたので...いったいそれは?

ううーん、これは一捻りも二捻りもあるはずだ..

興味津々...。

そのブライヤー万年筆はこれ...

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うん? 旧タイプのプラチナ #3776ブライヤー?

何で、これがドイツから?

手にとってよーく観察してみたら(何かが違う...)

おや? 

①首軸と胴軸の間にリングが...

②ブライヤーが全くの無コーティング(これは良い!)

③キャップリングに....ええ? 「DIPLOMAT」
ディプロマートと刻印されているじゃーありませんか。

d-5.jpg

④ペン先にも「DIPLOMAT」18Kと刻印されている。

いったいこれは? 一瞬頭が混乱した。

古い歴史を持つドイツメーカのディプロマート(ハーケン
クロイツのイメージが強い)がなんで?

プラチナがドイツ市場にOEMしたのか?

僕にとっては...めっさ興味深い。

こんな「いけないもの」を見てしまったので...

も~無理を言ってこの「珍品」譲ってもらうことに

d-3.JPG

現行より柔らかめな18K、Bニブの書き味は抜群!

Kさん、ありがとさん


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「ペリカン」は全羽飛び立った...そして「象牙色の星」達との日々 [万年筆:海外&vintage]

僕の手元から「ペリカン」が全羽飛び立ってから....
1年以上経った。

ペリカーノJrさえ、夜遊びに出たまま帰ってこない。

今は.....もっと愛でてくれる飼い主の元で穏やかな
日々を過ごしてることだろう....。

これで...いいのだ。(ボン・ボン・バカボン・バカボン・ボン)

僕にとってヴィンテージ「モンブラン」がたまたま肌に
あっただけのこと(現行モンブランはこりごり...)

ヴィンテージ万年筆に対して...

僕は趣味性(希少性)より実用性を重んじてる。
(少数派ダナ...。)

シンプルでトラディショナルな佇まいを持ち、
「ペン先のニュアンス」が僕の嗜好にマッチ
してくれるか...。
(もちろん質感やバランス..etcは重用)

現行品では味わうことができない、いにしえの
マイルドかつジェントルな「書き味」

それも....

筆圧をかけると「ペン先がバックリ横に開いて」
情景が変貌してしまう弾性を持つニブではなく...

欧州車のサスペンションのようにやや堅めながら
応答性の良い....「ペン先全体の弾力で縦撓り」
するようなニュアンス...。

ヘナヘナに柔らか過ぎてもダメ.....。

そうなると必然的にモンブランの「ウイングニブ」
行き着いてしまう。

だから、常用ヴィンテージ(仕事には使わない)は.....

・モンブラン72(KEF,KF)
・モンブラン74(KM,B)
・モンブラン256(M,KB)

・モンブラン146(50年代=KM,KB)
・モンブラン149(開高モデル=M,B)
・モンブラン149(50年代=KOB)

......で、完結してしまった。
(※50~70年代の146/149はまた撓りの質が
異なるのだけど....。)

増えるとしても....同ラインの異なるペン種
ぐらいかな

メインはあくまで国産万年筆だから.....。
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モンテグラッパの価格改定....明白になった「リシュモン」 のボッタクリ! [万年筆:海外&vintage]

ちょっと前に「モンテグラッパ」がリシュモングループから
切り放たれ、大幅な価格改定が行われました。(代理店変更)

市場では旧価格帯で当分販売せざるを得ないお店もあったり
して移行期の数ヶ月、売値がはちゃめちゃ状態....。

6~7割の値下げがあった直前に購入された方は、ほぞを
噛まれた事でしょう......。

もう暫くすると実売価格がリシュモン時代の半額以下になる
ラインも出てくると思われます。

今回の価格改訂から.....

いかに「リシュモン」がボッタくっていたか! オイッ(`´メ)

「モンブラン」がリシュモングループから外れたら......
149が5万円代、146が4万円台になっちゃったりして?
(いつか...そうなってホシイ!)

ま~...「モンブラン」という筆記具ブランドをここまで強引に
「ハイファッションブランド」へ拡大展開していったわけですから、
そう簡単には手放さない(....せない?)と思うけど...。

モンテグラッパファン、興味はあったけど手を出しずらかった方々
にとっては今回の「価格改定/値下げ」は素直によかったよね!

ちょっと(個人的に)心配なのは、シックな佇まいでで実用的な
ラインである「ネロウーノ」(僕が唯一持ってるモンテグラッパ)
とかに供給されているペン先..。

nero.jpg

こいつはモンブランの「旧」クラシックシリーズ(ジェネレーション)の
流れをくんでいて、今となっては貴重な「タテ撓り=柔らかタッチ」
を味わえる。

僕はこのペン先の価値=「ネロウーノ」だと思っているから...。
(3万円代で購入できるならおすすめです!)

リシュモンとの関係が解消されても、ペン先等の供給は
このままであってほしいなー....なんて思ってます。

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「万年筆研究会」2009限定万年筆....超絶なる書き味 [万年筆:海外&vintage]

今日はPMより恵比寿で開催された「万年筆研究会」へ

2009年限定万年筆(引き続いての)、シルバー製
インクキャップのお披露目もあり、会場は大いに
盛り上がってました。

今回の2009限定万年筆ですが、プレ情報では正直なところ
あまり興味が........(-_-;)

スペックは....

ドイツ製、大きさはMB149クラス、ペン先は18C/B、
エボ芯、吸入式......それが??

「ま~折角だから手にとって見とこう」....なんて

軽い気持ちでその万年筆を握り、紙面にペン先を
落としてみたのです。

こっ...これは~...(@_@)

衝撃が走りました。

モンブラン149と146の中間にあたる大きめのニブは
現行には無い絶妙な撓み感を持ち、軽めの軸重により
取り回しも楽々.....バランスも最高。

超実用派である僕が...瞬間的に納得

とにかくベース(基本性能)がすばらしい!

個人の好みによって、いかようにも色付けができる
「白いキャンバス」のような万年筆です。

この万年筆は何~の背景?もしょっていないので
思いっきり自分仕様を愉しめちゃう。

森さんの調整によって仕上げらた「2009限定万年筆」

「超絶な書き味」.....そうとしか言いようがありません。

もうお一方の調整士である「らすとらむ・山田」さんが
調整された限定万年筆も書かせていただきましたが
50~60年代のヴィンテージ万年筆の独特の柔らかさ、
撓み感を完全に凌駕しています。

この書き味がほしくて買った(高い!)ヴィンテージ
万年筆がバカバカしくなってしまいました。

難しいことぬきにして、愉しんだもの勝ちです。
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モンブランの現行万年筆 慢性病?からの解放 [万年筆:海外&vintage]

この2~3年でモンブランの現行品を何本か購入(正規店)
しましたが、「筆記中での突然のインキ切れ(頻発)」という
慢性病にことごとく見舞われています。

純正ロイヤルブルーを常用し、ペンポイントの状態も
正常であるにも関わらず頻発してしまう「インキ切れ」は
どうしても納得がいきません。

僕は時間がかかるのは承知で【あえて】純正メンテナンス
(モンブラン・カスタマー)に全て、現行万年筆を出しました。

これは、外部の手が入った(他メーカーのペンクリや職人さん)
ペン先のへ保証、アフターが年々厳しくなっているからで
あって決してベストな選択だとは思っていません。

結果は予想通り......。

僕は..モンブランの現行万年筆に関しては割り切ったというか...

完全に腹を括っちゃいました。(やっと解放された....)

50年~70年代のペン先(ペン芯は....(^_-))に全て付け替え!

すこぶる快調&大満足

ペン先の歴史と情緒(優しい撓み...)を十二分に味わえてるし

もう...これでいい..。

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