5年ぶりの中屋万年筆フェアへ [万年筆:国産]
今日は銀座:伊東屋さんでの『中屋万年筆フェア』に足を運ばせて頂きました
吉田さんがたまたま担当されていたので『ご無沙汰してます』とご挨拶
良き『万年筆』の1日でした〜(^○^)
2018-11-24 17:36
コメント(0)
中屋万年筆 「サンドブラスト・ブライヤー」のワビサビ感 [万年筆:国産]
僕はここ2~3年で万年筆を大整理、一生愛でたいモノのみ
に収斂は?...された。
そんな現況であるにも関わらず....木軸系はナニゲに
増えているので困ったもん...。
木軸ファンと言うより、僕はブライヤー好きなのだ。
万年筆をぐるんぐるん変遷した結論でもある。
先日、また新しい仲間が1本増えてしまった。
中屋万年筆さんのチョイ前?新作である「サンドブラスト・ブライヤー」だ。
20年を経ての復活軸となる。
ブライヤーのサンドブラスト処理はカナリの難作業で凹凸感や全体の質感は
やってみないと解らないというリスキーさが伴うそうだ。
歩留まりが極めて良くない...タイヘンな商品なのだ。
このサンドブラストの佇まいになんとも言えない「わびさび」を感じ、
ゼッタイに入手した~い!...と思った。
ただ、僕のベストイメージ(拘り)の軸の表情、凸凹感...etc
そんな1本にまだ巡り会えず...時を待っていた状況
そして、先日の催事にて遂に運命的な1本と巡り会ってしまう...。
「サンドブラスト・ブライヤー」は握ったときの凸凹感が絶妙で
同じブライヤー軸でも全くベツモノの感覚を覚える。
「木目を味わう」ブライヤーに「材の質感を掌で味わう」ブライヤーが
加わってくれたんだから...もぅ~ウレシイ限り
今回は折角なのでシルバートリム仕様、ペン先は染め分け
バイカラーを奢ってみた。
木軸...ブライヤーファンであれば、木目とペン先、トリム等を
自由に組み合わすことができる「中屋万年筆」さんがおすすめだ。
満足できる1本に必ず巡り会えると思う。
に収斂は?...された。
そんな現況であるにも関わらず....木軸系はナニゲに
増えているので困ったもん...。
木軸ファンと言うより、僕はブライヤー好きなのだ。
万年筆をぐるんぐるん変遷した結論でもある。
先日、また新しい仲間が1本増えてしまった。
中屋万年筆さんのチョイ前?新作である「サンドブラスト・ブライヤー」だ。
20年を経ての復活軸となる。
ブライヤーのサンドブラスト処理はカナリの難作業で凹凸感や全体の質感は
やってみないと解らないというリスキーさが伴うそうだ。
歩留まりが極めて良くない...タイヘンな商品なのだ。
このサンドブラストの佇まいになんとも言えない「わびさび」を感じ、
ゼッタイに入手した~い!...と思った。
ただ、僕のベストイメージ(拘り)の軸の表情、凸凹感...etc
そんな1本にまだ巡り会えず...時を待っていた状況
そして、先日の催事にて遂に運命的な1本と巡り会ってしまう...。
「サンドブラスト・ブライヤー」は握ったときの凸凹感が絶妙で
同じブライヤー軸でも全くベツモノの感覚を覚える。
「木目を味わう」ブライヤーに「材の質感を掌で味わう」ブライヤーが
加わってくれたんだから...もぅ~ウレシイ限り
今回は折角なのでシルバートリム仕様、ペン先は染め分け
バイカラーを奢ってみた。
木軸...ブライヤーファンであれば、木目とペン先、トリム等を
自由に組み合わすことができる「中屋万年筆」さんがおすすめだ。
満足できる1本に必ず巡り会えると思う。
段ボール箱から出てきたパイロット・カスタム845「赤漆」 [万年筆:国産]
整理していた段ボール箱から万年筆発見...。
ナガサワ限定の「パイロット・カスタム845 赤漆」だ。
僕は赤系万年筆はあまり好まないけどこの「赤漆」の色調は好きだ。
この限定845は非常に評判だったのだけど、赤漆に退色が見られた
として、その後パイロットさんがオプション的漆塗りに慎重になられて
しまったいう話しを聞いたことがある。
「石目」、「一位」をリリースするよりも845の赤漆、青漆、緑漆の3色で
半レギュラー化された方がインパクトはあったんじゃないかなー
(同じ5万なら...。)
845はパイロットの技術が凝縮されたすばらしい万年筆なのだから
もっと日の目を浴びてほしい!
個人的に強く願う一本です。
ナガサワ限定の「パイロット・カスタム845 赤漆」だ。
僕は赤系万年筆はあまり好まないけどこの「赤漆」の色調は好きだ。
この限定845は非常に評判だったのだけど、赤漆に退色が見られた
として、その後パイロットさんがオプション的漆塗りに慎重になられて
しまったいう話しを聞いたことがある。
「石目」、「一位」をリリースするよりも845の赤漆、青漆、緑漆の3色で
半レギュラー化された方がインパクトはあったんじゃないかなー
(同じ5万なら...。)
845はパイロットの技術が凝縮されたすばらしい万年筆なのだから
もっと日の目を浴びてほしい!
個人的に強く願う一本です。
パイロット・カスタム一位をあらためて試筆して [万年筆:国産]
先日、パイロットの新製品「カスタム・一位」をあらためてじっく~り
試筆して参りました。
サイズ&スタイル共にカスタム845のまさに木軸版という感じで
バランス(重量)の良さと高級感をしっかり感じ取る事ができました。
845と比較するとキャップがやや深めに刺さる(かつガタツキがない)
ため(重心が中心寄りに..)個人的には845よりもバランス的に優れて
いるように感じたのですが...。
また、今回の一位は圧密加工されており、カエデのような含浸材処理が
施されていないためよりダイレクトな木軸の質感を味わえます。
さて、肝心の「一位」という材の質感、木軸としての魅力なのですが...
多くの個体を比較できていないので、正直なんとも言えません。
また、どのようなエージングをしていくかも解らないですし...
しかし、木目の面白みや高級感が他の木軸(ブライヤー等)より
秀でているのかと言われれば、僕はそうは思いません。
(僕はブライヤーに始まりブライヤーでヤッパシ終了...。)
木軸云々ではなくトータルバランスではすばらしい万年筆だと
思います...ガ...
木軸ファンがこの「一位」という材の価値(5万円)をどこに見出す
のかが分かれ道(購買意欲)になりそうな気がします。
市場がどんな反応を見せるのか...楽しみではあります。
試筆して参りました。
サイズ&スタイル共にカスタム845のまさに木軸版という感じで
バランス(重量)の良さと高級感をしっかり感じ取る事ができました。
845と比較するとキャップがやや深めに刺さる(かつガタツキがない)
ため(重心が中心寄りに..)個人的には845よりもバランス的に優れて
いるように感じたのですが...。
また、今回の一位は圧密加工されており、カエデのような含浸材処理が
施されていないためよりダイレクトな木軸の質感を味わえます。
さて、肝心の「一位」という材の質感、木軸としての魅力なのですが...
多くの個体を比較できていないので、正直なんとも言えません。
また、どのようなエージングをしていくかも解らないですし...
しかし、木目の面白みや高級感が他の木軸(ブライヤー等)より
秀でているのかと言われれば、僕はそうは思いません。
(僕はブライヤーに始まりブライヤーでヤッパシ終了...。)
木軸云々ではなくトータルバランスではすばらしい万年筆だと
思います...ガ...
木軸ファンがこの「一位」という材の価値(5万円)をどこに見出す
のかが分かれ道(購買意欲)になりそうな気がします。
市場がどんな反応を見せるのか...楽しみではあります。
今更のセーラー プロフィット・マイカルタ [万年筆:国産]
セーラーのラスト「マイカルタ」と思われる...
「プロフィット・マイカルタ万年筆&ボールペン」を迷った
あげくセットで入手してしまいました。
初代マイカルタの完全復刻ではなく一つ前にリリースされた
「プロギア」タイプのプロフィット版と考えたほうが良いでしょう。
前にも記したことがありますが初代オールマイカルタ軸の
バランスと質感が僕はベストだと思ってます。
今回のマイカルタはプロギアタイプと同様に首軸部がオール
マイカルタ(初代は首軸とペン先の接合部に金属リング→
これがケッコウ腐食するんだけど...)、ねじ切り部が金属+プラで
あるためビミョウに重量バランスが異なってたり...。
そうはいっても、プロギアタイプよりは初代にバランスが近い
というのと川口さんの企画力と復刻の努力に敬意を表して?
(単なる言い訳)購入に踏み切りました。
僕はマイカルタの熱烈ファンではありますがプロギアタイプは
(保有はしたけど)今は1本も手元にありません。
バランスへの拘りとキャップと胴軸部の切削方向(材の取り方)
が異なっていた(逆)ことが嫌だった(美しくない)というのが
理由です。
それと復刻版のマイカルタ材そのもののクオリティーが初代より
低下しているように僕は感じてしまいました。
(切削、研磨技術の差もあるのか?)
元々個体差のある材ではありますが、模様の出方、手触り感、
エージーングの変化...etc、初代とはかなり違います。
ところで...素材のクオリティ&磨きに拘るのであれば、やはり
「柘製作所」ですよね!...既に過去形
廃盤になってしまったのが残念でならないのですが、ブライヤー、
エボナイト、マイカルタは同タイプのセーラー製品と比べると
割高感はありますが全てに於いてフィニッシュクオリティーが
一枚も二枚も上です。
素材の良さを極限まで引き出す柘さんの技術はやはりすばらしい!
お持ちの方は大切にしていただきたいと思います。(貴重です。)
ちょっと話しがそれてしまいましたが初代マイカルタと柘製作所
マイカルタを入手しそびれてしまった方でかつ、プロフィットタイプに
拘られる方には今回の商品がラストチャンスと思われるので、
僕的にはおすすめしときます。
※プロギアタイプより早く消えると思いますので...。
以下は簡単な「マイカルタ」Q&A
1.そもそもマイカルタって何?
(答え)→マイカルタという素材名は米国のウエスチングハウス
社の登録商標。フェノール系樹脂+綿麻布を高圧縮して
作った素材で絶縁・耐熱に優れ、衝撃(キズ)にも強い。
ハイテク産業の基礎素材(絶縁基板、科学プラントの歯車
とか)として幅広く使われている。ナイフのハンドル材と
しても有名
2.最初にマイカルタ万年筆を作ったのはセーラーなの?
(答え)→いいえ。丸善 ザ・センチュリー キャンバス・マイカルタ
(セーラー)が2001年にリリースされたのですが、2000年に
川窪万年筆さんが「パーマーカー」としてマイカルタ素材の
ハンドメイド万年筆を発表しています。
3.セーラーのマイカルタ万年筆って理想のバランスなの?
(答え)→一概には言えません。重量は約30gほどありプラ軸を常用
されていた方にはかなり重く感じられると思います。また
首軸近くを持たれる方にはリアヘビーとなるでしょう。
握りが中心~後方、筆圧が低めの方にはジャストフィット
する可能性は高いですが、いずれにしても試筆は必須です。
4.マイカルタのエージングってどんな感じなの?
(答え)→ブラックとグリーンとではかなり異なります。
◎ブラック→表面の綿麻布の白っぽさが徐々に消え凸凹感が
~すべすべに変化、革のような手に吸い付く感触に...。
深みのある艶っぽい黒へと変化
◎グリーン→明るめのブラウンから急激に濃い焦げ茶色へと
変化していく。感触等の変化はブラックと同様
5.インク染みが一度着いたらもう取れないのでしょうか?
(答え)→インク吸入時にはどうしても首軸部がインクに浸かって
しまい染みがついてしまうものです。なのでカートリッジ
のみで使われている方も多くいらしゃいます。特にグリーン
は染みが目立つので気をつけたいところですね。
インク染みは着いてしまった直後であれば殆ど問題なく
落ちてしまいます。一番簡単なのはぬるま湯につけ込んで
歯ブラシで染み部をゴシゴシ擦ってしまうこと。超音波洗浄
でもOKです。しかしネックが一つ...全体のエージングが
初期の白ちゃけたガサガサに戻ってしまうこと。
逆にいつでも新品の頃に逆戻りできちゃいます。
(染みを放置してしまった場合はぬるま湯につけ込み超音波
洗浄を繰り返してみてください...かなり綺麗になります。)
6.マイカルタ万年筆の良さって何ですか?
(答え)→セーラーでは「理想のバランス」をうたい文句にしてる感が
ありますが、それは人それぞれですから言い切ることは
難しいと思われます。個人的には1)エージング変化の趣
2)傷、衝撃にめっぽう強い 3)温度変化に左右されない
4)樹脂製とは思えない質感と感触(革のような)でしょうか。
(僕の書き癖にはこれ以上フィットする万年筆はありません。)
7.なぜ、マイカルタは樹脂系素材であるのにも関わらず
値段が高いのでしょうか?
(答え)→製造自体めちゃくちゃ手間がかかるとは聞いてますが...
一番の理由は加工の難しさ....。
工業用歯車に使われているくらいですから切削、研磨の
手間は木軸の10倍以上と言っても過言ではないようです。
加工の手間=人件費で高額にならざるを得ない...
というのが 理由でしょうか。また、マイカルタの材料が枯渇
していて入手が極めて困難になっています。
8.マイカルタの首軸は他のセーラー製品と互換性があるの?
(答え)→あります。プロフィット21タイプ(プロギアもOK...基本的に
2.1万~)であればOKです。首軸の汚れ防止の意味で
交換されて使われている方も多く見受けられます。
9.マイカルタでオススメの字幅はなんでしょうか?川口さんは
EFをすすめていますが...。
(答え)→一概には言えません。川口さんは以前「M」をすすめて
いたように記憶してます。なので自分が今、必要な字幅を
撰べばいいのです。
10.マイカルタ・ボールペンはおすすめですか?
(答え)→これも何とも言えません。僕が引っかかっている
点は2点あり...1)半端無くリアヘビーなこと。
ペン先近くを握られる方は万年筆以上にコントロールが
難しくなります。2)リフィルが4C使用であること
(特に太字系のバリエーションが少なく、純正は書き
心地が今ひとつ...。僕は「ラミー」に交換)
僕はあばたもえくぼモードで入手してしまいましたが、
今回のBPは試筆されてから買われるのが無難です。
今更ではありますが...
ぜひ、「マイカルタ」製品を一度実感されてみてください。
「プロフィット・マイカルタ万年筆&ボールペン」を迷った
あげくセットで入手してしまいました。
初代マイカルタの完全復刻ではなく一つ前にリリースされた
「プロギア」タイプのプロフィット版と考えたほうが良いでしょう。
前にも記したことがありますが初代オールマイカルタ軸の
バランスと質感が僕はベストだと思ってます。
今回のマイカルタはプロギアタイプと同様に首軸部がオール
マイカルタ(初代は首軸とペン先の接合部に金属リング→
これがケッコウ腐食するんだけど...)、ねじ切り部が金属+プラで
あるためビミョウに重量バランスが異なってたり...。
そうはいっても、プロギアタイプよりは初代にバランスが近い
というのと川口さんの企画力と復刻の努力に敬意を表して?
(単なる言い訳)購入に踏み切りました。
僕はマイカルタの熱烈ファンではありますがプロギアタイプは
(保有はしたけど)今は1本も手元にありません。
バランスへの拘りとキャップと胴軸部の切削方向(材の取り方)
が異なっていた(逆)ことが嫌だった(美しくない)というのが
理由です。
それと復刻版のマイカルタ材そのもののクオリティーが初代より
低下しているように僕は感じてしまいました。
(切削、研磨技術の差もあるのか?)
元々個体差のある材ではありますが、模様の出方、手触り感、
エージーングの変化...etc、初代とはかなり違います。
ところで...素材のクオリティ&磨きに拘るのであれば、やはり
「柘製作所」ですよね!...既に過去形
廃盤になってしまったのが残念でならないのですが、ブライヤー、
エボナイト、マイカルタは同タイプのセーラー製品と比べると
割高感はありますが全てに於いてフィニッシュクオリティーが
一枚も二枚も上です。
素材の良さを極限まで引き出す柘さんの技術はやはりすばらしい!
お持ちの方は大切にしていただきたいと思います。(貴重です。)
ちょっと話しがそれてしまいましたが初代マイカルタと柘製作所
マイカルタを入手しそびれてしまった方でかつ、プロフィットタイプに
拘られる方には今回の商品がラストチャンスと思われるので、
僕的にはおすすめしときます。
※プロギアタイプより早く消えると思いますので...。
以下は簡単な「マイカルタ」Q&A
1.そもそもマイカルタって何?
(答え)→マイカルタという素材名は米国のウエスチングハウス
社の登録商標。フェノール系樹脂+綿麻布を高圧縮して
作った素材で絶縁・耐熱に優れ、衝撃(キズ)にも強い。
ハイテク産業の基礎素材(絶縁基板、科学プラントの歯車
とか)として幅広く使われている。ナイフのハンドル材と
しても有名
2.最初にマイカルタ万年筆を作ったのはセーラーなの?
(答え)→いいえ。丸善 ザ・センチュリー キャンバス・マイカルタ
(セーラー)が2001年にリリースされたのですが、2000年に
川窪万年筆さんが「パーマーカー」としてマイカルタ素材の
ハンドメイド万年筆を発表しています。
3.セーラーのマイカルタ万年筆って理想のバランスなの?
(答え)→一概には言えません。重量は約30gほどありプラ軸を常用
されていた方にはかなり重く感じられると思います。また
首軸近くを持たれる方にはリアヘビーとなるでしょう。
握りが中心~後方、筆圧が低めの方にはジャストフィット
する可能性は高いですが、いずれにしても試筆は必須です。
4.マイカルタのエージングってどんな感じなの?
(答え)→ブラックとグリーンとではかなり異なります。
◎ブラック→表面の綿麻布の白っぽさが徐々に消え凸凹感が
~すべすべに変化、革のような手に吸い付く感触に...。
深みのある艶っぽい黒へと変化
◎グリーン→明るめのブラウンから急激に濃い焦げ茶色へと
変化していく。感触等の変化はブラックと同様
5.インク染みが一度着いたらもう取れないのでしょうか?
(答え)→インク吸入時にはどうしても首軸部がインクに浸かって
しまい染みがついてしまうものです。なのでカートリッジ
のみで使われている方も多くいらしゃいます。特にグリーン
は染みが目立つので気をつけたいところですね。
インク染みは着いてしまった直後であれば殆ど問題なく
落ちてしまいます。一番簡単なのはぬるま湯につけ込んで
歯ブラシで染み部をゴシゴシ擦ってしまうこと。超音波洗浄
でもOKです。しかしネックが一つ...全体のエージングが
初期の白ちゃけたガサガサに戻ってしまうこと。
逆にいつでも新品の頃に逆戻りできちゃいます。
(染みを放置してしまった場合はぬるま湯につけ込み超音波
洗浄を繰り返してみてください...かなり綺麗になります。)
6.マイカルタ万年筆の良さって何ですか?
(答え)→セーラーでは「理想のバランス」をうたい文句にしてる感が
ありますが、それは人それぞれですから言い切ることは
難しいと思われます。個人的には1)エージング変化の趣
2)傷、衝撃にめっぽう強い 3)温度変化に左右されない
4)樹脂製とは思えない質感と感触(革のような)でしょうか。
(僕の書き癖にはこれ以上フィットする万年筆はありません。)
7.なぜ、マイカルタは樹脂系素材であるのにも関わらず
値段が高いのでしょうか?
(答え)→製造自体めちゃくちゃ手間がかかるとは聞いてますが...
一番の理由は加工の難しさ....。
工業用歯車に使われているくらいですから切削、研磨の
手間は木軸の10倍以上と言っても過言ではないようです。
加工の手間=人件費で高額にならざるを得ない...
というのが 理由でしょうか。また、マイカルタの材料が枯渇
していて入手が極めて困難になっています。
8.マイカルタの首軸は他のセーラー製品と互換性があるの?
(答え)→あります。プロフィット21タイプ(プロギアもOK...基本的に
2.1万~)であればOKです。首軸の汚れ防止の意味で
交換されて使われている方も多く見受けられます。
9.マイカルタでオススメの字幅はなんでしょうか?川口さんは
EFをすすめていますが...。
(答え)→一概には言えません。川口さんは以前「M」をすすめて
いたように記憶してます。なので自分が今、必要な字幅を
撰べばいいのです。
10.マイカルタ・ボールペンはおすすめですか?
(答え)→これも何とも言えません。僕が引っかかっている
点は2点あり...1)半端無くリアヘビーなこと。
ペン先近くを握られる方は万年筆以上にコントロールが
難しくなります。2)リフィルが4C使用であること
(特に太字系のバリエーションが少なく、純正は書き
心地が今ひとつ...。僕は「ラミー」に交換)
僕はあばたもえくぼモードで入手してしまいましたが、
今回のBPは試筆されてから買われるのが無難です。
今更ではありますが...
ぜひ、「マイカルタ」製品を一度実感されてみてください。
遂にパイロットから「新」木軸万年筆が! 「一位(いちい)」って何? [万年筆:国産]
パイロットから満を持してというか...遂に
カスタム「一位(いちい)」木軸万年筆がリリースされます。
ベストタイプ+大型15号ペン先が奢られるみたい
(52,500円...う~高級!)
万年筆としての耐久性や精度にとことん拘るパイロットだから
「木軸の新作はないだろうな~」と半ば諦めていたのだけど....
これは嬉しい誤算?
それにしてもまた「一位」というシブ~い(良い意味で!)木材を
選択してくれました。
これにも驚きなんだけどね。
「一位」は神事の道具や神社建築の外装材なんかに
使われたりする、なかなか希少(高級)な木材
(※飛騨高山の一位一刀彫も有名、素の材は白檀に
似た香りがする。)
大昔にこの木で作った笏(しゃく)を天皇に献上したところ、
他の材より優れているという事で階位の「正一位」にちなみ、
「一位」と呼ばれるようになったそうな...。
下記写真は「一位」の平材2種(あくまでイメージ!)
木目もはっきり出ているし、使い込んで艶が出てきたらさぞ
味わい深くなるだろうな~ 想像しちゃいます。
でも「一位」は黒いカナ筋が入りやすく綺麗な木目面をとる
事がとても難しいらしい
出来上がりの個体差が激しそう?...なので
木目選びは必須かも...。
パイロットは耐久性重視だろうから含浸材か表面塗装処理を
しちゃってるんだろうな~(推測...カエデもそうだし。)
いずれにしてもすごーく、楽しみです!
~追 記~
某所でカスタム「一位」の写真+説明文を拝見しました。(今日)
木軸の強化方法は「表面塗装や含浸材」ではなく木材の
『圧密加工』(セーラーの智頭杉と同じ処理)みたい。
ぱっと見スタイルは北海道限定・日高晤郎「樽材」万年筆と
ゲキ似かなー
キャップがちゃんと刺さってくれればいいのだけど
木目の状態も見てみないとなんとも....。
カスタム「一位(いちい)」木軸万年筆がリリースされます。
ベストタイプ+大型15号ペン先が奢られるみたい
(52,500円...う~高級!)
万年筆としての耐久性や精度にとことん拘るパイロットだから
「木軸の新作はないだろうな~」と半ば諦めていたのだけど....
これは嬉しい誤算?
それにしてもまた「一位」というシブ~い(良い意味で!)木材を
選択してくれました。
これにも驚きなんだけどね。
「一位」は神事の道具や神社建築の外装材なんかに
使われたりする、なかなか希少(高級)な木材
(※飛騨高山の一位一刀彫も有名、素の材は白檀に
似た香りがする。)
大昔にこの木で作った笏(しゃく)を天皇に献上したところ、
他の材より優れているという事で階位の「正一位」にちなみ、
「一位」と呼ばれるようになったそうな...。
下記写真は「一位」の平材2種(あくまでイメージ!)
木目もはっきり出ているし、使い込んで艶が出てきたらさぞ
味わい深くなるだろうな~ 想像しちゃいます。
でも「一位」は黒いカナ筋が入りやすく綺麗な木目面をとる
事がとても難しいらしい
出来上がりの個体差が激しそう?...なので
木目選びは必須かも...。
パイロットは耐久性重視だろうから含浸材か表面塗装処理を
しちゃってるんだろうな~(推測...カエデもそうだし。)
いずれにしてもすごーく、楽しみです!
~追 記~
某所でカスタム「一位」の写真+説明文を拝見しました。(今日)
木軸の強化方法は「表面塗装や含浸材」ではなく木材の
『圧密加工』(セーラーの智頭杉と同じ処理)みたい。
ぱっと見スタイルは北海道限定・日高晤郎「樽材」万年筆と
ゲキ似かなー
キャップがちゃんと刺さってくれればいいのだけど
木目の状態も見てみないとなんとも....。
川口企画第3弾 「セーラー」 マイカルタ・ボールペンのすばらしさ [万年筆:国産]
写真はセーラー初代マイカルタと新製品のマイカルタボールペン
です。
シンプルな総マイカルタ製ボールペンを熱望していただけに今回の
リリースはほんとうに嬉しい!
『オール』マイカルタ同士、初代マイカルタ万年筆との組み合わせが
やはりベストかな
それにしても味わい深い佇まいです。
さて、川口企画第3弾と銘打たれた「マイカルタボールペン」に
ちょっとだけ触れたいと思います。
握ってまず驚くのはずっしりとした重量感
万年筆よりも3g程重く(34g)ややリアヘビーな印象でしょうか。
極端に先端付近を握られる方は軸長もあるのでバランス的に
ちょっと厳しいかもしれません。
軸の太さはオーソドックス
愛用しているパイロットのカスタム・カエデよりやや太いかな?
レベル
僕的に唯一、残念に思うのがリフィルが「4C」仕様だということ
現時点で「極太スルッスル」の書き味を愉しむ事ができません。
(何か工夫できないかな~と企んではいます。)
ところで僕の個体(写真)は年輪のような模様が浮き出てます。
(熟成が愉しみ)
マイカルタは木軸同様、模様を撰ぶ愉しみもあるんですよ!
(じっくり個体を撰びましょう!)
「Stylo Art 軽井沢」さんからも魅力溢れるアルコバール
マイカルタ・ボールペン(写真:24,150円)がリリースされて
いますので、シチュエーションによってセーラーと使い分ける
ってのも面白いんじゃないかと思います。
セーラーは『オール』マイカルタで2.1万円
ちょっとリーズナブルじゃありませんか?
(高級ボールペンであることは間違いないが)
話しが飛んじゃいましたがマイカルタの特徴はなんてたって
手に吸い付くような(革のような)独特の感触
ファンはそれを常に感じていたい。(筆記時も)
ハンドメイド系ボールペンは市販軸ユニットを流用している
ため、残念ながら握り部が樹脂製になってしまう宿命がある。
その点、セーラーは「オール」マイカルタなので常に感触を
味わうことができちゃう。
僕はそれが一番重要!
2.1万円は決してお安くはありませんが、今回のボールペンを
機会とされて、ぜひ「マイカルタ」のすばらしさを体感して
いただけたらと思っています。
です。
シンプルな総マイカルタ製ボールペンを熱望していただけに今回の
リリースはほんとうに嬉しい!
『オール』マイカルタ同士、初代マイカルタ万年筆との組み合わせが
やはりベストかな
それにしても味わい深い佇まいです。
さて、川口企画第3弾と銘打たれた「マイカルタボールペン」に
ちょっとだけ触れたいと思います。
握ってまず驚くのはずっしりとした重量感
万年筆よりも3g程重く(34g)ややリアヘビーな印象でしょうか。
極端に先端付近を握られる方は軸長もあるのでバランス的に
ちょっと厳しいかもしれません。
軸の太さはオーソドックス
愛用しているパイロットのカスタム・カエデよりやや太いかな?
レベル
僕的に唯一、残念に思うのがリフィルが「4C」仕様だということ
現時点で「極太スルッスル」の書き味を愉しむ事ができません。
(何か工夫できないかな~と企んではいます。)
ところで僕の個体(写真)は年輪のような模様が浮き出てます。
(熟成が愉しみ)
マイカルタは木軸同様、模様を撰ぶ愉しみもあるんですよ!
(じっくり個体を撰びましょう!)
「Stylo Art 軽井沢」さんからも魅力溢れるアルコバール
マイカルタ・ボールペン(写真:24,150円)がリリースされて
いますので、シチュエーションによってセーラーと使い分ける
ってのも面白いんじゃないかと思います。
セーラーは『オール』マイカルタで2.1万円
ちょっとリーズナブルじゃありませんか?
(高級ボールペンであることは間違いないが)
話しが飛んじゃいましたがマイカルタの特徴はなんてたって
手に吸い付くような(革のような)独特の感触
ファンはそれを常に感じていたい。(筆記時も)
ハンドメイド系ボールペンは市販軸ユニットを流用している
ため、残念ながら握り部が樹脂製になってしまう宿命がある。
その点、セーラーは「オール」マイカルタなので常に感触を
味わうことができちゃう。
僕はそれが一番重要!
2.1万円は決してお安くはありませんが、今回のボールペンを
機会とされて、ぜひ「マイカルタ」のすばらしさを体感して
いただけたらと思っています。
プラチナ「センチュリー」の進化にメーカーの良心とプライドを感じた。 [万年筆:国産]
プラチナの本栖、センチュリーをじっくり手に取ると
正常にというか...着実にあるべき方向へ進化していく
メーカーの実直な姿勢を感じた。
国内メーカー3社のなかで今はプラチナが一番アグレッ
シブではなかろうか。
「センチュリー」はスリップシール機構を含め全体的な
ディテール、AS樹脂&金属部の質感...全てに於いて
グレードアップされており、メーカーの強い拘りと思いを
ググッと感じ取ることができる。
上位機種と変わりない大型#3776ペン先ユニットが奢られて
いて1万円とは...もう驚き!
メーカーの良心、プライドに他ならないよね。
同価格帯のオーソドックスな万年筆では僕はプラチナが
頭1つ抜けた(質&コスパ)と思っている。
こんな時代に地味ながら的を得た進化を遂げている
プラチナさん
なんか万年筆ファンとして嬉しいなあ!
正常にというか...着実にあるべき方向へ進化していく
メーカーの実直な姿勢を感じた。
国内メーカー3社のなかで今はプラチナが一番アグレッ
シブではなかろうか。
「センチュリー」はスリップシール機構を含め全体的な
ディテール、AS樹脂&金属部の質感...全てに於いて
グレードアップされており、メーカーの強い拘りと思いを
ググッと感じ取ることができる。
上位機種と変わりない大型#3776ペン先ユニットが奢られて
いて1万円とは...もう驚き!
メーカーの良心、プライドに他ならないよね。
同価格帯のオーソドックスな万年筆では僕はプラチナが
頭1つ抜けた(質&コスパ)と思っている。
こんな時代に地味ながら的を得た進化を遂げている
プラチナさん
なんか万年筆ファンとして嬉しいなあ!
銀座へちょいっと...パイロットの「石目」も試筆したり [万年筆:国産]
今日はお世話になっている方への御礼品選びもあり銀座へ
ちょこっと足を運んだ。
ついでに山野楽器さんへ寄って大ファンである山中千尋さん
(Jazz Piano)のCD+DVDを購入...なんてたってライブ
チケット付きだもんね
山中さんは名門バークリーを首席卒業し米メジャーデビュー
を飾った...演奏はもちろん素晴らしいけどインテリジェンス
溢れる美しさったら...。
ラッキーにも1F入り口前で(元T-SQUARE)プロSAX奏者の
宮崎さんによるAKAI-EWI4000S(ウインドシンセサイザー)の
デモ演に遭遇(そういえば氏も米・バークリー出身)
大ファンの宮崎さんの生演奏が聴けて大満足
お決まりの?伊東屋さんへも立ち寄りパイロットの新作である
「石目」もちょこっと試筆してきた。
サイズ、胴軸は「干支蒔絵」と同じもの...かな?
握った瞬間...ちょっとショッキングな感覚に襲われた。
あくまで私感だけど、樹脂加工っぽい手触り感というか質感
表面がマット(沈んだ)調単色...幾何学的で上品な凸凹感が
かえって裏目に?...もっと荒々しい質感でよかったんじゃ?
それらと相まって...高級感が...(´ε`;)?
僕的には石目塗りじゃなく、シンプルで色鮮やかな単色
漆塗り+ちょいリーズナブル...ってなほうが良かった~
(それか単純に845のカラーバージョン)
カスタム845と同じお値段で52500円
期待が大きかっただけに....僕的にはビミョウでした。
ちょこっと足を運んだ。
ついでに山野楽器さんへ寄って大ファンである山中千尋さん
(Jazz Piano)のCD+DVDを購入...なんてたってライブ
チケット付きだもんね
山中さんは名門バークリーを首席卒業し米メジャーデビュー
を飾った...演奏はもちろん素晴らしいけどインテリジェンス
溢れる美しさったら...。
ラッキーにも1F入り口前で(元T-SQUARE)プロSAX奏者の
宮崎さんによるAKAI-EWI4000S(ウインドシンセサイザー)の
デモ演に遭遇(そういえば氏も米・バークリー出身)
大ファンの宮崎さんの生演奏が聴けて大満足
お決まりの?伊東屋さんへも立ち寄りパイロットの新作である
「石目」もちょこっと試筆してきた。
サイズ、胴軸は「干支蒔絵」と同じもの...かな?
握った瞬間...ちょっとショッキングな感覚に襲われた。
あくまで私感だけど、樹脂加工っぽい手触り感というか質感
表面がマット(沈んだ)調単色...幾何学的で上品な凸凹感が
かえって裏目に?...もっと荒々しい質感でよかったんじゃ?
それらと相まって...高級感が...(´ε`;)?
僕的には石目塗りじゃなく、シンプルで色鮮やかな単色
漆塗り+ちょいリーズナブル...ってなほうが良かった~
(それか単純に845のカラーバージョン)
カスタム845と同じお値段で52500円
期待が大きかっただけに....僕的にはビミョウでした。