細字ペン先の書き味を突き詰める

ペンクリ行脚を始めてからもう7-8年は経つでしょうか。

各メーカーさんのペンドクター、アマチュア調整士さん
一人一人の特性（得意＆不得意、好不調...etc）は概ね
掴んでいます。

技術力云々もあるけれど結局「ペン先調整」って人間対
人間の相性に依るところが大きいのかな...って思う。

太字ヌラヌラ系はどなたにお願いしてもそこそこ満足
できるのですが...

「細字」の書き味を突き詰めるとなると書き手、調整士
共にめちゃハードルが高くなってしまう。

「超極細」の世界ともなると書き味との両立は極めて
困難、筆圧や筆記角度も大いに影響してくる。

そんな無理難題を書き手に合わせて絶妙にバランス
させてしまう方が「パイロット・広沢さん」

僕が一番、信頼しているペンドクターであり細字
（超極細）の調整においても第一人者だと思う。

残念なのはパイロットには「ＵＥＦ」が定番で存在
しないこと「ナガサワ限定で過去2回あり」

（プラチナには「超極細」セーラーには「細美研ぎ」
が存在してる。）

同じＵＥＦでも3社は研ぎ形状、思想が異なるため
他社のペンクリには持ち込まないようほうが良い

細字の世界もナカナカ奧が深いです。

コメント 2

「パイロット・広沢さん」のペンクリですが、今日・明日と
三宮ナガサワ文具で開催されますよね。
PILOTのFとEFは、何本か所持してますので調整を
お願いしてみたくなりました。
明日WAGNER関西大会ですので、抜けて行こうかな？

私の尊敬するペンドクターは、セーラーの長原幸夫氏です。
無理をお願いして、中字の設定しかない限定万年筆を
細字に研いで貰いました。丸善の「檸檬」等ですが、
自分の好きな字幅に研いで貰うと、その万年筆が
さらにお気に入りになります。
また、長刀研ぎも太字～中字が書けるMが一般ですが、
細く研ぎ直して頂いて、細字～極細字が書けるように
して頂きました。細字の世界、奥が超深いです。(笑)
長原幸夫氏はペンドクターと言うより「ペン先の魔術師」と
思わせる調整が出来る先生です。
by J-ROADCREW (2011-07-01 11:00) 

J-ROADCREWさん　こんにちは
ナガサワのクリニックにてぜひ体感されてください。

相性の良い尊敬できるペンドクターと出会われた
事はよかったですね。

後の万年筆ライフに拡がりと潤いが必ず加わる事と
思います。ぜひ信頼関係を深められてください。

細字の調整に於いてはワーグナーのらすとらむ
（山田）さんもスバラシイ技術をお持ちです。

忘れてました...関西の親方もすばらしいですよ。

機会があればぜひ体感されてください。


by yakumo (2011-07-01 11:27)