セーラー 長原宣義さんの引退に思う

セーラーの長原宣義さんが今年でほんとうに引退されてしまう。

色んな意味で「一つの時代が終わった」な～...ってしみじみ (; ;)ﾎﾛｯ

万年筆ファンのために80才までよくぞ頑張り続けて下さいました。

心から感謝...m(__)m ｱﾘｶﾞﾄｫ　ｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀ

僕はこの方との出会いがなかったら万年筆の泥濘に填ることは
まずなかったと思う。

それと長原宣義さんのペンクリは独創的な技術もさることながら
洒脱な会話の中に人生訓が散りばめられていた。

万年筆を調整してもらうというよりも、長原さんとの時間を愉しみ
たくて通い詰めてしまったという感じ...。

まあ、完璧に術中に填ったクチなんだけどね～

その瞬間があまりに愉しくて...

気がつけば「ペン先がクネッとした」万年筆の入った紙袋を抱えて
帰路についている自分...(?_?)ｱﾚ　

その現実にハタと気づき、月末のカード請求が...(ﾟ◇ﾟ)ｶﾞｰﾝ

そんな事の繰り返しだったような

僕はそこそこの世代になり...

万年筆を嗜む中でモノを保有する愉楽から、人より得られる
気づき（学び）や刺激（触発）での愉楽へとシフトしていった。

ペンクリニックしかり、万年筆愛好会しかり...

モノでは無く人の魅力が僕の足を運ばせたのだろう

ｻﾞﾝﾈﾝだけど...今は、全てから遠ざかっている。

コメント 2

こんにちは。
私は１０月の神戸でのペンクリで初めて長原宣義先生にお会いしました。
その際、愛用の２本を調整いただき感謝しています。
まだ万年筆の初心者の私との会話が終わった後、「これからも万年筆を労わり、万年筆を愉しんでください。」とお声をかけていただきました。
その言葉を忘れず、今後も使わせていただこうと思っています。

by だぶる (2011-12-10 13:05) 

だぶるさん　こんにちは
長原さんのラストペンクリを経験できて
よかったですね。
だぶるさんの万年筆歴に刻み込まれる
貴重な「時」となったと思います。
by arata (2011-12-11 09:02)