自己調整とペンクリニック

僕は基本的に「自己調整」オススメしない！派です。

趣味の世界ですから、自分の思うがママにペン先を
削るも良し、改造しまくるも良し.....

それも楽しみの一つではありますが....＝（全て自己責任）

通販でハズレを引いてしまった時の対策、自己防衛
のために「段差を修正する」ぐらいの知識と技量を
身につけておくことは、ま～良いのかもしれません。

しかし、メーカーがアフターフォローできるのは
ここまでが限界だと思って下さい。

何度も書いてることかもしれませんが....

ペン先を自分で削ってしまったり、首軸から引き抜いて
しまったような製品はメーカーからすれば、全て「改造品」
にあたります。

瞬間から「メーカー保証対象外」となってしまうことを
頭にしっかりと入れといて下さい。

メーカーペンクリにお邪魔しますと....

「自分で調整（削って）してみたけど、どうしても
　思うようにならないので何とかしてくれる？」

最近見かけた変則的強者さんは....

20本入の革ケースから海外ブランド万年筆を1本
取り出し.....

「これさ～　＜○○の△△さん＞が調整したんだけど...
　もー最高なんだよね～

　だから..残りも全部同じように調整してくれる？」(◎-◎)ｴｰ

悪びれる事もなく堂々と....

...そーんなお客さんが未だに後を絶ちません。

クリニックのドクターは、「万年筆を気持よく使って
いただきたい！」という善意で接しておられるので、
多少の無理は聞いてくれるかも知れません。

しかし、それを「当たり前の事....」と思って
いただきたくはないのです。

僕が言うべき事ではありませんが、

「ペンクリニック」を開催するには.....当然
人件費、その他諸々のコストがかかってます。

「それがどうした....そんなの関係ネー」

ま～...そうは言わずに、

毎回でなくていいから....<(_ _)>　ｵﾈｶﾞｲ

「インク」でも、せめて「ハガキ」1枚でも...

何かお店に「御礼の気持ち」を残してあげてほしい....。

担当スタッフのモチベーションも上がるし、
お店とのコミュニケーションも深まるでしょ！

メーカーペンクリが末永く....続くためにも。

ギブ＆テークが大切なのです。