万年筆:全般 ブログトップ
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僕がユーロボックスに足を運ぶ理由 [万年筆:全般]

ヴィンテージ万年筆ショップのユーロボックスさんには
ほとんど毎週、寄らせていただいてる。

相変わらず僕はいいお客さんじゃなくて...すみません。

ユーロボックス(藤井さん)さんは間違いなくヴィンテージ
万年筆において品数、修理部材数、技術力..etc

日本一だと思う。

海外、国内問わずお宝が出てくる確率も高い!

僕が店に寄せてもらう最大の理由は...

藤井さんの人間力だ。

分け隔て無いつきあい方=受け入れ方

極めてニュートラル&客観的な人だ。 

懐も深い

藤井さんと話しをさせていただくと、我が身を
振り返る事が多々ある。

それと、ユーロボックスさんにはほんとうに色んな
嗜好をお持ちになるお客さんが集う。

モンブランファン、ペリカンファン、国産ファン
ペンシルファン、柔らかニブファン...etc

そこにはメジャーもマイナーもない。

お客さん、万年筆ファン同士、互いの価値観を
認め合い...尊重しあう

ユーロボックという空間にはその空気が
満ちている。

いつも新しい発見があり、学びがある。

感謝...<(_ _*)> だ。

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木軸万年筆の注意点とメンテ [万年筆:全般]

木軸やマイカルタ素材の万年筆はインクの付着に
結構、神経を使うものだ。

ラッカー塗装されている木軸はあまり気にしなくても
大丈夫だけど、パイロットの「カエデ」のように含浸
剤処理ではインクが染みてしまう。

比較的油分が強いスネークウッドやブライヤーは
インクが表面に付着してもすぐに拭ってしまえば
問題が無い場合が多い

しかし屋久杉とかの白木系はあっというまに染みて
しまうし、手垢汚れも落ちにくい

表面処理されていない木軸は購入後すぐに「ラナパー」
とかで防水処理することを強くおすすめしとく。

なければ植物系オイルを少量布につけて、さっと軸
表面を磨いてあげるだけでも良い。

この作業がインク付着後の浸透時間を遅らせてくれる。

オイルを塗ればゼッタイ大丈夫ということでは無いので
とにかく早くインクを拭いとることだ。

そのとき決して乾いた布なんかでインクが付着した部分を
ゴシゴシ擦ってしまわないこと

下手するとインクシミが広がってしまう

インクが乾いてないうちにティッシュペーパーで上から
押さえるようにインクを吸い取ってあげる。

このときにあれば便利なのが「アルカル電解水」
(東急ハンズやホームセンターとかで売っている)

電解水を拭きかけた柔らかい布でインクシミがついた部分を
軽く上から叩くように拭ってあげれば、ほぼ完璧...かな

あと、気をつけなきゃいけないのはインク吸入時の
(コンバーター使用時)首軸部もそうだけど

キャップインナーに溜まったインク

気づかずにキャップを差し込んじゃうと尻軸に輪状の
シミが着いちゃう。

こっちのほうがヤバイ

だから、マメにキャップ内のインクを綿棒なんかで
拭ってあげてね。

メンテが結構めんどうくさいけど....愛情ってことで!
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万年筆とインク 迷走の末に [万年筆:全般]

万年筆とインクの相性ではかな~り悩み、迷走もした。

一時はパイロットのBBで統一したけど...
再びメーカー純正の組み合わせに戻してる。

モンブランは旧「ロイヤルブルー」のみ

国産は各メーカーの「ブルーブラック」と
「ブラック」2色しか使用していない。

あと、全て「カートリッジ」に統一

経験上、カートリッジはインクフローが
コンバーターより安定してると思ってる。

それと旅先、出張時...いざというとき
調達しやすいしね。

今更言うのもなんだけど...

各メーカーはペン芯とかの相性も含め、自社
インクで検証しているわけだから筆記性能を
最大限引き出すには純正の組み合わせがベスト
なはず!

僕はインクで冒険する気は全く無いので、実績と
安全性を最重視しての選択だ。

国産メーカーのスタンダード万年筆に純正のインク

メンテナンスもメーカーのペンクリニックにお任せ

これが10年以上迷走した末の僕の結論だ。

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プラチナの「超極細」ペン先 すばらしいコストパフォーマンス! [万年筆:全般]

手帳用のUEF(超極細)万年筆をずーっと物色してた。

パイロットのUEFは貴重なので保管庫入り

細美研ぎも保有(初代~3種)してるけど、非常に繊細な
ペン先なのでラフに扱えないこともありビジネスシーンでは
未だ使いきれていない。

そんな事もありプラチナ・バランス「超極細・赤軸」一本絞りで
サーチ....してはみたけど

在庫してる店が無い~

プラチナはペン先のラインナップをかなり絞り込んで
しまったのと、欠品してしまった商品が再入荷する
までの時間がますます長くなっている。

探し始めて早3ヶ月

超極細はいつ廃盤になってもおかしくないだろう
から、今のうちに何とか確保しないと...。

そしたら、偶然というか日本橋・高島屋でやっと巡り会えた。

p-1.JPG

案の定、店頭には出てなっかたし...。

今回、いただいた「超極細・赤軸」はほんとうにペン先の
状態が良く、紙をひっかくような感覚は全く無い。
(写真は8㎜×の原稿用紙)

g-1.JPG

にも関わらず細美研ぎに匹敵する超細字を繰り出してくれる。

#3776・バランス軸は軽量(17.8g)で取り回しも良くメモ帳用
万年筆としてピッタシだ。

研ぎ出しにめちゃ手間と技術が必要な「超極細」が1万円で入手
できるなんて...プラチナの良心だよね。

細字好きの方、手帳にびっし~り文字を書き込む方に、ぜひ
試してもらいたい一本!

廃盤には絶対しないでね! プラチナさん
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絶対試し書きをしてから購入してほしいペン先 その(1) [万年筆:全般]

今や万年筆をNetショップ、オークション等で購入
するのは当たり前

一番はなんてったって価格メリットでしょう。

情報と実店舗数に恵まれない地方在住の万年筆ファンに
とってNetショップは救いでもあるし...。

国内メーカーの万年筆は、まぁ...試し書きしなくても
外れを引く確率は低いかもしれない。

しかし、万年筆はそうはいっても「個体差」があるので
実用するのであれば実店舗で納得するまで試し書きを
し、購入されることを強くオススメしときます。

ところで...

万年筆の扉を開けたばかりの方が、絶対に試し書きを
してから購入して頂きたい「ペン先・ペン種」がいくつか
あるのです。

専門誌や雑誌では特殊ペン先の開発史や筆致に美辞麗句を
並び立てるものの、使いこなしの注意点やコツにはほとんど
触れません。

だれもが簡単に使いこなせるもんだと勘違いしてしまう。

その筆頭ペン種は...

☆スタブ、ミュージック系ペン先

ペン先が平たく(ヘラ状)横細、縦太の味わい深い筆致が
愉しめるんだけど、「捻り癖」が強いと掠れてしまって
まともに書けない。

モンブラン、ペリカン(旧)のB以上もスタブ調なので
要注意!

パイロットの「スタブ・SU」はペン先が小ぶりなので
一見、扱いやすそうに思えちゃう。しかし、捻り角度の
許容量が非常に狭く僅かな捻りで引っかかりを感じて
しまう。(感じ方は個人差があるので...。)
このペン先は見た目とのギャップが激しいので特に
注意したい。 ※極端な縦線と横線の強弱が出ない

あと、スタブ系ペン先は寝かせ気味に書く(筆記角度が
45度以下)方とも相性が良くないんです。

「ミュージック(MS)ニブ」も最近人気が出てきてるけど、
これまた扱いずらいペン先

捻り癖のある人、筆記角度が安定しない初心者にはおすすめ
できません。

それでも...

という方には切り割りが2本入っているパイロットか
プラチナを選択するのが無難

捻りが加わってもどちらかの切り割りが紙に接地してくれる
ので何とかインクが乗ってくれる...かも

それでも捻りが強く、かつ筆圧が弱いとやっぱし厳しいかな

今回はこのへんで...。      続く
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セーラーのペンクリ 2代目の魅力炸裂! [万年筆:全般]

今日はセーラー、2代目のペンクリニック

penkuri.jpg

土曜だけに大混雑

僕が言うのもなんだけど、2代目の調整技術はすごい!

日々進化してる。

これを味わなけりゃ損です!

できることななら、セーラーのペンをお持ちになって思いっ切り、
2代目(長原幸夫さん)のパワーを引き出してほしいなー

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「実用」吸入式万年筆の大本命 パイロット カスタム・ヘリテイジ92 [万年筆:全般]

やーっと、パイロットから新吸入式万年筆が
リリースされる。

カスタム・ヘリテイジ92

スケルトンの回転吸入式だ。

情報が入ってきてから...長かった~

プランジャーを採用しなかったのは、今後の
展開を考えてのことなのだろう...。

僕は今回の「ヘリテイジ92」は間違いなく
【実用】回転吸入式万年筆の大本命だと思う。

セーラーの「プロフィット・レアロ」は鳴り物入りで
リリースはされたけど...正直、インクの吸入量に
於いて期待外れだった感がある。

コアユーザーが求めていたのは、とにもかくにも
大容量の吸入機構だったから...。

おそらく「ヘリテイジ92」は≧「CON70」になるん
じゃないかな。

「大本命」の理由はここにある。

金ペン+回転吸入式で15,750円は世界No'1のコスト
パフォーマンス!

間違いなく超おすすめの一本だ。
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プロフィット30周年・ブライヤーって実質的な「100周年」? [万年筆:全般]

来年の3月~中・末までに「プロフィット30周年・ブライヤー」
が発売される情報は一応、キャッチはしていた。

嬉しいけど、ちょっと複雑....。

105,000円で薄茶のみ、シルバートリムとなるみたい。
(1000本まで生産か...?)

今回のブライヤーは僕にとって「実質的な100周年記念」

地域&お店限定ではないカタチでブライヤーを再び
プロダクトしてくれることについては素直に喜ばしい。

おそらく、これがくセーラー最後のブライヤーになるのかも

しかし...これだと

本来の「100周年」がちと心配

同じ木軸がリリースされると仮定するならば、
よほどインパクトのある内容でないと厳しいな~

期待はしてるのだけど...。

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グリーンマイカルタの注意点とメンテナンス [万年筆:全般]

復刻プロギア「グリーンマイカルタ」が大人気!

都内ではあっという間に売り切れ状態です。

気になってらっしゃる皆様...
店頭で出会ったら、迷わずゲットされてください。

「グリーン」は先行発売された「ブラック」よりも動きが
早いです。

再入荷はまずないですから...(限定500本)

「後悔先に立たず」 ・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

さて、はじめてグリーンマイカルタを購入された方が
多いと思いますが...

この素材、結構メンテナンスがやっかいなんです。

m-99.JPG

今回の復刻版から説明書に「インク吸入時の注意」が
記されるようになりました。

グリーンマイカルタは特にブルー系のインクが首軸部に付着
してしまうと落ちにくいリスクを抱えてます。

すぐに付着したインクを拭えば良いのですが
そのまま放置してしまうと...d(゚ー゚*)oアウチ!!

僕もセーラーの初代で大失敗しちゃった。

ブラックはエイヤーで水に漬け込んでゴシゴシ
洗っちゃうとほとんど目立たなくなるのですが...
(これやるとまた全体が白っちゃけてしまう)

グリーンはダメ

初代の丸善&セーラーのグリーンマイカルタを
ペンクリでたまに見かけるのですが、ほとんどの
個体に首軸部の変色とリングの腐食が見受けられます。

これは繰り返し首軸部をインク瓶に漬け込んで
しまったからでしょう。

そんなの気にしない!って方はNO問題ですが...

綺麗に使いたい方はゼッタイ「カートリッジ」を
おすすめしときます。

できるなら「ブルー系+カーボン」も避けたいところ

あと、全体的なメンテナンスにも触れたいと思います。

購入時は灰色っぽい薄グリーンって感じなのですが、
使い込んでいくと思った以上に早く茶系へと熟成して
いきます。

ただ問題が...

そのままの状態だと手に汗をかきやすい方は、握って
いる部分だけが先に変色し「まだら、ブチ」になって
しまう。

「手でスリスリ」も全体をまんべんなくやらないと
色の濃さが均一にならない。

水分、油分が付着するとこれまたその部分だけ濃さが
変化してしまう。

そこで僕のおすすめ対策なのですが...
(ゆっくり熟成を愉しむ方にはおすすめできません)

「ラナパー」をごく少量、布に染みこませて
(直接塗りつけてはゼッタイダメ!)

まんべんなく、一気に磨き上げること
「一気に」が大事!
(タイムラグがあると色むらになってしまう)

あっという間に促成熟成が完了

味わい深い「濃茶色」へ~

ラナパーは防水効果もあるので一石二鳥

メンテナンス剤として、菜種油、ひまし油..etc
粘性の強い油を使われる方もいらっしゃいますが
僕はあまりおすすめしません。

確かに一気に熟成し、すばらしい光沢が出ます。

しかし、マイカルタの特色である手に吸い付くような
感触(これ大事)が完全に失われてしまう。

危険なのは油を何度も重ね塗りしてしまうと
ツルツルになりすぎて元の感触に戻すことが難しく
なってしまうのです。

あと、僕の経験上「つやふきん」もマイカルタには
マッチしません。

同じく磨き過ぎると「ツルツル」になっちゃう。

ま~...「掌でのスリスリ熟成」が王道かつ醍醐味
なのかもしれません

いずれにしても、グリーンマイカルタを味わい
尽くしましょう!

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クーゲルの常用はコワイ [万年筆:全般]

大整理の末に残した万年筆は...

ビンテージではモンブランの2桁番が一番多い

実用性と趣味性が絶妙にバランスされている
からナカナカ手放せない。

今は84のKM(クーゲル)をメインで使用している。

M84-KB.jpg

柔らかいウイングニブ+クーゲルの書き味が
僕は一番好きだ。

この84クーゲルばかりで筆記していると、他の
ペンを使わなく(使えなく...)なってしまいそうで怖い

書き味に溺れてしまいそうだ。

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